UMIDIGI F2にカスタムROMを焼いてみた ~GApps導入編~
こんにちは
前回の記事、前々回の記事とカスタムROMの記事を書いてきました。ここまでで解決していなかったVanillaなROMにGAppsをインストールする方法が分かったので今回はそれを記事にしたいと思います。
Andy Yanさんの非公式Lineage OSにはGApps付きがないので、これで解決できます。
準備
まず、必要なものとしては
- Open GApps(私は試していませんが、BiT GAppsでも行けるかも…?)
- Smart Flasher
- Busy BOX
- スーパーユーザーアプリ
前提としてroot化済みのROMである必要があります。私は今回「lineage-17.1-20200920-UNOFFICIAL-treble_arm64_bvS」で行いました。
Busy BOXはMagiskなしで導入する方法がこのアプリ以外知らないのですが、その他の方法で導入できるのならそれでもいいと思います。Smart FlasherはGit HubからでもPlayストアからでもインストール可能です。
Open GAppsは「nano」を使用しました。
ここで一つ説明しておくと、ROMの名前の末尾についてる「bvS」というのはROMの種類を表していて、それぞれ「b=A/Bパーティション」、「v=Vanilla(GAppsなし)」、「S=Super User(Root化済み)」となっています。つまり、bvSは「A/Bパーティション端末用のGAppsなしroot化済みROM」ということです。
また、真逆のパターンを例にすると、「agN」になります。これは「a=A-Onlyパーティション」、「g=GApp付」、「N=Super User権限なし(非Root化)」となります。
F2はA/Bパーティションではないですが、初期OSがAndroid 9.0以降の端末はA/B用でいいそうです。
導入方法
さて、本題です。導入方法としては、前回の記事の通り「Product」を消す方法でGSIを焼きます。
その後、「fastboot --disable-verity --disable-verification flash system」が終わったタイミングで、以下のコマンドを打ちます。
fastboot resize-logical-partition system 3006477107
systemの後の数字は自由に決めていいですが、このパラメータだと2.8GB程度容量を確保できます。これによってflash systemでリサイズされてGSIの容量ピッタリになってしまったSystemパーティションのサイズを拡張し、GAppsがインストールできなかった問題が解決できます。
その後、以下のコマンドで再起動します。
fastboot reboot
そしてセットアップ等を行った後、最初に準備した「スーパーユーザー」、「Busy Box Isntaller」、「Smart Flasher」をインストールし、「Busy Box Installer」にroot権限を付与し、Busy Boxをインストールします。
再起動後、Smart Flasherにもroot権限を付与し、⚡マークをタップしてGAppsのzipファイルを選択すると、Flashするので、終了したら再起動します。
すると、ついにPlayストアやGoogle検索アプリがインストールされます。
設定にも「Google」という項目が追加されます。
これでVnillaだとあきらめていたROMにもGAppsを導入することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。MagiskとGAppsの問題のうち1つを完全解決することができました。あとはMagiskですが、どうにか導入できないものか・・・ちなみに、GSI用Magisk20.3と最新のMagisk21.0も試してみましたが、やはり起動しなくなりました。
また、何か進展がありましたら記事にしたいと思います。
あと、最後に余談ですが、新しくF2で動くGCamを発見しました。AOSPのROMでしかテストしてないのですが、多分ストックROMでも動くと思います。しかし、ナイトモードは安定して動きませんでした。ですが、以前紹介したGCamよりもよりバージョンが新しく、進化しています。また、前のGCamは青が強く出ていたのですが、今回のは「Google AWB」をONにすることで自然な色合いになります。ということで一応紹介しておきます。
もしかしたら、このGCamのレビュー記事を書くかもしれませんのでその時はよろしくお願いします。
今回はここまでにします。
ではまた